ペイオフ経営破たん生命保険会社生命保険会社の選び方予定利率の変更金融機関格付け

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グラフィカルカウンタ
2012/05/18 (Fri) 19:39:19
2001.05.02から現在までのアクセス数
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このサイトは、28年勤務した某国内生命保険会社を退職し、2級ファイナンシャル・プラニング技能士・損害保険上級資格者の独立系ファイナンシャルプランナーとして活動中の岩本が主催しています。規制緩和、金融のグローバル化により、わが国の金融情勢は大きく変化しようとしています。このサイトは、消費者の立場にたった金融・保険情報を発信していきます。

金融機関の最新格付け

・格付けとは……政府、地方公共団体、金融機関、一般の事業会社が発行する債券について第三者機関がその元利金支払いの確実性を評価するものです。長期債務を評価する「長期格付け」と発行当初の満期が1年以内のCPなどを評価する「短期格付け」があり、投資判断の有力な指標となります。また、発行体の返済能力に変化が生じた場合は随時見直されます。格付け一覧表(2002.2付)をご参照下さい。

ペイオフ

ペイオフ解禁にさきだち、生命保険契約者保護機構が全額保護をしていた期間は平成13年3月で終わりました。4月以降、生命保険会社が破たんした場合契約者・投資家を保護するルールが変わっています。死亡保険金や入院給付金も一定割合が減額されます。その他についても現行の減額割合より多くなります。要するに全額保証はされませんので破たんした保険会社の財務内容等によって払い戻しの割合が決定されます。

@ペイオフ凍結解除の流れ

ペイオフとは、金融機関が倒産した場合に預金者などの払い戻しを一定額までとする制度。2002年4月の凍結解除まで1年をきった。ペイオフは今後2段階で凍結解除される。ペイオフはこちらをご覧ください。

ペイオフ凍結解除の流れ

金融商品 2002年3月末まで 2002年4月〜2003年3月末まで 2003年4月〜
普通預金、当座預金、別段預金 全額保護 元本1000万までとその利息を保護
定期預金、定期積金、貯蓄預金、通知預金、金融債(保護預りに限定)など 全額保護 元本1000万円までとその利息を保護
[預金保険の対象外]
譲渡性預金、外貨預金、元本補てん契約のない金銭信託(ヒット、スーパーヒットなど)
全額保護 保護対象外


*預け先の破たん=ペイオフ発動、と考えるのは早計です。金融当局は銀行などが破たんした場合、預金者の混乱を避けるために営業譲渡先の金融機関を見つけて支払業務先を引き継ぐ「資産援助方式」を模索する方針にしています。

Aペイオフ対応商品の活用。

ひとつは、金利優遇や特別サービスをていきょうする商品。もうひとつは、経営破たん時の「保護」を前面に打ち出した商品だ。

金融機関名 内 容
興銀、あおぞら銀 個人限定の1年物金融債。保護預りにすることで預金保護の対象に。
中央三井信託 取引残高が3000万円以上の顧客を対象とした会員制サービス。預金や住宅ローン金利の優遇などで大口取引先との関係を強化。
東日本銀行 預入額が1000万円の宝くじ付き大口定期預金。期間は2年。
住友信託 公社債型の投資信託。元本割れの可能性の小さいことを売り物に大口顧客の資産分散の受け皿としてアピール。

生命保険会社の選び方
@最近の生命保険会社の経営破たんから学ぶ生命保険の損得

1997年4月の日産生命保険の破たんから4年間で計7社が破たんし、あわせて延べ約890万人の契約者が保険金削減といった負担を強いられた。低金利の長期化や株価低迷で生保の経営は依然厳しい状態。契約者は加入している生保の経営に不信感を抱いていても契約を継続したほうがいいのか、解約して他の生保に加入したほうがいいのか、選択をせまられている。

生命保険会社7社の破たん処理

生命保険会社 日産生命 東邦生命 第百生命 大正生命 千代田生命 協栄生命 東京生命
破たん時期 1997年4月 1999年6月 2000年5月 2000年8月 2000年10月 2000年10月 2001年3月
改訂後の予定利率 2.75% 1.5% 1.0% 1.0% 1.5% 1.75% 2.6%
解約の返戻金削減率(初年度) 15% 15% 20% 15% 20% 15% 20%
保険金の削減率 0〜45% 0〜80% 0〜73% 0〜71% 0〜62% 0〜60% なし
契約者数 約110万人 約160万人 約130万人 約120万人 約130万人 約280万人 約60万人
契約移転先(現社名) あおば生命 GEエジソン生命 マニュライフ・センチュリー生命 あざみ生命 AIGスター生命 ジブラルタ生命 太陽・大同生命グループ

(注)保険金の削減率は各社が契約条件の変更モデルとして提示した表から抜粋。

試算A 一時払い養老保険の場合:49歳のA氏が1992年度に期間10年、予定利率5.75%で保険料100で加入。満期保険金は160万円。

保険金 破たんしない場合 破たんした場合 解約した場合
満期保険金 約160万円 約130万円 ---
解約返戻金 --- --- 約154万円

(注)大手生保の実例(2001.05.01日本経済新聞掲載)

試算B 個人年金保険の場合:49歳のB氏が9年前に予定利率5.5%で加入の場合。毎月1万円の保険料を64歳まで払い込み、65歳から10年間毎年60万円の年金を受取る契約になっている。

- 破たんしない場合 今年度破たんした場合 解約して再加入した場合
年金額 約60万円 約33万円 約60万円の場合 約33万円の場合
月額保険料 1万円 1万円 約2万9千円 約1万6千円
支払保険料総額 300万円 300万円 約557万円 約307万円

(注)大手生保の実例(2001.05.01日本経済新聞掲載)

試算C 定期付き終身保険の場合:40歳のC氏が10年前に加入した場合。契約は60歳まで保険料を払い、60歳までの死亡保険金が61歳以後死亡した時の10倍という内容。単純にするために、60歳までの死亡保険金が1000万円で、61歳以降の死亡保険金は100万円としている。

- 破たんした場合の保険金 解約して他の生保に入り直した場合の保険金
加入後10年で破たん 930万円 650万円
加入後7年で破たん 940万円 760万円
加入後3年で破たん 960万円 870万円

(注)30歳加入。破たんしない場合に受け取る保険金を1000万円とした場合の保険金額。保険料は同じ。解約の場合は返戻金がある。(2001.05.01日本経済新聞掲載)

A 生命保険会社の経営状態をチェックする際のポイント

生命保険会社決算の4ポイントに注目したい。
- 概 要 主 な 特 徴
ソルベンシ−マージン比率 ・保険金支払リスクに対する支払余力
・(資本や各種準備金などの合計)÷(一定の算式ではじいたリスク額)で算出
・200%を割り込むと金融当局による業務停止命令などの対象に
・2001年3月期決算から、有価証券の含み損益を反映するよう計算方法を改定
基礎利益 ・保険本業の年度内の収益
・経常利益から有価証券売却損益などの臨時損益を除いて算出
・2001年3月期決算で初めて開示
・規模の大きい会社ほど膨らむ傾向
・外貨建て資産の為替リスクなどは反映せず
保有契約高 ・契約者に約束している保険金の支払総額
・個人保険で約1253兆円(2月末、生命保険協会加盟44社合計)
・将来の収益の源
・保障性の高い商品が主力かどうかで大きく差がでる。
保険財務力格付け ・保険金を契約通り支払う能力
・格付け会社が独自の判断で決める。
・「AA」「Baa」などと表示される。
・一目で分かりやすい。
・あくまで「意見」であり、格付け会社によって評価は異なる。

アイネットFP事務所 2級FP技能士 岩本英明
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