「お正月も過ぎ、一月ももう半ば…皆様如何お過ごしでしょう?こんにちわキラです」
「アスランです。…キラ、後ろ向いて」
「…コレ本当に着なきゃ駄目?」
「愚問だキラ。ああ、やはり帯はこっちの朱にしようか…」
「てゅーかアスラン、いつの間に着付けなんて覚えたのさ?」
「キラへの愛さえあれば俺は何でもできる」
「……あっそ」
「よし出来た!さぁ、行こう」
「行こうって…ちょ、何でまた布団のある和室に入るのさ!?折角今アスランが振り袖着付けてくれたばっかなのに…」
「なぁキラ、好きな人に服を贈る意味を知っているか?」
「はぁ?」
「それはな、贈った服を自分で脱がせて楽しむ為だ。今キラが着ている振り袖は俺が買ってプレゼントしたものだよな?」
「……」
「ついでに俺も和服を着てみた。これで憧れのお代官様ごっこが出来るな」
「…ナニソレ?てか、何で帯解くのさ」
「知らないのかキラ?お代官様に帯をクルクル回されて着物を脱がされる女中の悲恋話が元になったとても楽しい遊びを」
「…アスラン、時代劇の見すぎだよ……」
「さぁやるぞ。キラはあーれーと言っていればいいから」
「あの、脱がされた後はどうなるのかなぁ…」
「…聞きたいのかキラ?」
「…いえ、愚問でした…(涙)」
「じゃぁ…。良いではないか良いではないか!」
「あーれー…」
クルクルクル〜。
written by SATOKA_sama