「ハッピーホワイトデー、アスラン…僕からのお返し受け取ってくれる?」
「キラ?どうしたんだ、そんな隅っこに…しかも部屋の中で何で毛布なんか被ってるんだ…」
「…お返し、これしか用意できなくって…」
(毛布をバサリと落とすキラ)
「僕自身、受け取って?」
「キ、キキキキ、キラーッ!?どうしたっ、どうしたんだキラ!俺が指示した訳でもないのに全裸でそんな…しかも手首にリボンまでっ…」
「…こんなお返し、嫌だった?」
「まさか!まさかまさかまさかっ!嬉しいよキラ、俺は今死ぬほど嬉しいよっ!」
「良かった…アスランが喜んでくれると僕も嬉しいから…」
「キラっ!君は何てイケナイ子なんだ…そんなに俺の理性を乱して楽しいのか?」
「ぇ、そんな…僕そんなつもりは…(お目々ウルウル攻撃炸裂)」
「(により見事脳天KO!)…今日はキラにやられっぱなしだな…早速この可愛らしいキャンディー棒からいただくとしようかな。ね?」
「あっ!?…ア、スランッ…手…」
「ああ、口の方がいい?…そうだね折角こんなに美味しそうなんだもんね、舌と口で味あわないとねvvじゃいただきます」
「ァ…んっ…!や、あすら…」
「キラの凄く甘いよ…それに凄く美味しい…」
「……ほん、と…に?」
「勿論。ありがとうキラ…最高のホワイトデーだ」
「…うん。良かった、アスランが喜んでくれて」
「続きも食べていい?」
「…いいよ…」
「…キラ」
「…アスラン」
*
「愛してるよ〜キラァァ〜…」
「………」
「…もっと可愛い声で泣いてくれぇキラァ〜……」
「……ちょっと…アスラン」
「…ふふふ〜キラのここは嫌がってないのに〜…」
「おい、変態!いい加減に起きろよなっ!!」
「………ん〜……あー…キラぁ〜おはよー……?」
「おはよーじゃないの、もう昼!いい加減に起きてよアスラン!」
「……あれ、何でキラの部屋で寝てるんだ?」
「忘れたのっ!?昨日夜遅くに仕事から帰ってきた君は寝入っていた僕にのしかかってきたの……その先の事も聞きたい?」
「……いやいい。思い出した…だからあんな夢…」
「夢?…そういえば、一体どんな夢を見てたのかなぁ…凄い寝言を連発してたけど…」
「え。……あー、いやぁうん。……美味しかったよ、うん…(できれば昨夜のよーに最後まで食べたかったけど…)」
「…本当に君って……もういいや。それよりも…はいコレ」
「…ん?何、コレ…」
「いいから口あけて」
「…???」
「いいから!ほら、あーん」
「…あーん……んんんっ!?」
「ど?手作りのマシュマロ。中には君の好きなコーヒー味のキャラメルソース入れてみました」
「…甘い…」
「いいの甘くて。で、こっちもね……」
「キッ……!?」
「……口直しのワイン付きだからしかも大サービス口移し付き…美味しい?」
「……甘いよ」
「えっ嘘。ワインは辛口にしたんだよ……ッて…その手にしたリボンはどこから…てか何をしようと…」
「いや甘い。キラの唇は甘すぎる……ホワイトデーには最高のプレゼントだよ」
「いや、だからそのリボンは…」
「キラの唇は甘いけど身体はどうなのかな、と…」
「な、何でリボンを…」
「これ?これはねこう…」
「何するのっ、何で僕と君の手首を結ばないとなんないの…さ…」
「今日はホワイトデーだろ?だから君には俺のリボン付きをあげる…だから、俺にはキラを頂戴?」
「………どーせ嫌でもそうするんでしょ…」
「うん勿論♪」
「……はぁ〜…いいよ解った。君にあげるよ…」
「愛してるよキラ…」
「…それはもう知ってるよ」
強制暗転!
written by SATOKA_sama