「おはようアスラ…何、頭抱えて…どうしたの頭痛いの?」
「……キラ…」
「やだ、顔色も悪い…本当にどうしたのさ?」
「キラ…キラ、キラ……!」
「なっ…何?」
「キラ、今日はどういう日か知っているか?」
「…は?」
「今日はエイプリルフールなんだ!言った言葉が全て嘘にとられてしまう日なんだ!」
「…はぁ?」
「あぁっ、キラ。何故こんな辛い日があるんだっ!つまり今日は一日中キラに愛を語れないじゃないか!だって愛してるって言っても嘘になるんだろう?じゃあ俺は嘘でもキラに嫌いなんて言わないといけないのか……無理だっ!そんな事例え嘘でも言えない、言えるものかっ!あぁぁぁ〜…俺はどうすればっ、どうすればいいんだ!?」
「……ち、ちょっとアスラン…何言ってるの?(どうしよう、何か凄い思い違いしてる気がする…)」
「キラ、キラキラキラキラキラキラキラぁぁ〜!」
「(うわぁ…いつも以上に鬱陶しいなぁ)あのねアスラン、エイプリルフールって言ってもそこまで深刻に受け取るものじゃないんだよ?」
「……だ…」
「え?」
「嘘だっ!キラは優しいからっ…だからそんな気休めを言ってくれてるだけだ!」
「……(プチ)じゃあ何?君は僕が愛してるよとか言っても、信じないって訳?それとも逆に僕に大嫌いとでも言って欲しいの?」
「……ぅ…あぅあぁうぅぅ〜…」
「…ねぇアスラン、僕だって君に嫌いなんて言うの、例え嘘でも嫌なんだよ?」
「キラ……」
「もしそんなに君が言葉に拘るんなら…行動で示してみれば?」
「…行動…?」
「つまり……」
(間。)
「…〜〜ッ!?」
「…言葉の代わりにキス…とか」
「キ…ラッ!」
「今日は一日中こうしてよう?」
ね、アスラン…
★☆★
「やぁ…っ…も、そこ…ッ!」
「…嫌…って事はイイって事だよね。今日のキラは素直でいいねvv」
「ばっ……ッ!やぁ、も…ダ、メッ…」
「はいはい。ダメって事はやっぱりイイって事だもんね、分かってるよキラvv」
「……〜ッ!アスランのバカッ、だいっきらい!」
「…ありがとう、キラ。熱烈な愛の告白だねvv」
「……っ…!も、君なんて知らないからねっ!」
「…誘ったのはキラなのに…」
「誘ってないよっ僕は!」
「…一日中こうしてようって…」
「キスだけ!誰が朝っぱらからフルコースいけって言ったのさ!?」
「キスだけで堪えられる訳ないだろう?」
「節操なしっ!だから君の周りはいつも女の子だらけなんだよ!」
「それは関係ないだろう?第一俺はキラ以外欲情しない…」
「恥ずかしい事を真面目に語るな!アスランのカハバカーっ!」
「………半裸の状態でそんな事言っても俺を煽るだけだよ、キラ?」
「…ッ!(しまった、そういえば途中だった…)」
「今日は言葉の代わりに、身体に教えてあげるからね…一日中vv」
「………(泣)」
エイプリルフール万歳\(^o^)/
written by SATOKA_sama