4/1(エイプリルフール)・本当の裏話バージョン。
キラちゃん、アスランに愛され過ぎてご立腹(^_^!)
しかし!そんなキラちゃんはアスランに、ある重大発表をします。それは・・・




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皿印劇場〜
本当の4/1
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「ぅ…ん…?」

「起きたキラ?もうすぐ夕方だよ…身体大丈夫?」

「…ん〜…ダメ、っぽい。でもおなかすいた…」

「じゃあ何か持ってくる?」

「ん〜…の前に水…」

「はいはい。ほらキラ、口開けて?飲める?」

「…ん。……ありがと」

「じゃあ何か作ってこようかな。何が食べたい?」

「……あのね、アスラン…」

「何、キラ?」

「僕…君に言わないといけない事があるんだ…」

「何を?」

「…驚かないでね…あのね、僕ね、僕…実は……」



妊娠したんだ。



「………は?」

「君は気付かなかっただろうけど僕、昔ラクスの家にいた時あったでしょう?あの時にラクス、僕の身体を改造してたんだって…」

「………へ?」

「見た目はそのままだけど、その…子供も産める身体にした…って…昨日ね、知らされたばっかりで……最近ちょっと具合が悪かったのもそのせいだって…」

「……はい?」

「ね、どうしよう…僕はどうすればいいかなぁ、アスラン…」

「え。は…えぇ?……待て。ちょっと待て、誰が妊娠って…子供?いやだから誰の?」

「アスランと僕のに決まってるじゃないか」

「………は?えっと…………つまりキラが俺との子供を……ッ!?いや、待て落ち着け、落ち着くんだ俺!ほ、本当に……なのかキラ?」

「嘘だと思うの?確かにありえない話かもだけど、ラクスが言った事だよ?…僕だって信じられないよ…でも……」

「ラクス…なら、改造位やるだろうけど……じゃあ、本当なんだな?キラが……」

「……あんまり言わせないでよ…恥ずかしいんだからっ…」

「…………キ、キラ…俺はちょっと冷静になってくるよ。すまないがちょっと、待っててくれるか?もう少し落ち着いてから改めて話し合おう、な?」

「…うん……」



(フラフラと部屋からでていくアスラン)



「………ひっかかった…。ラクスの言うとおり本当にかかったよ…」

『ですから、言ったではありませんか。絶対アスランはひっかかりますわ、と』

「冷静になって考えれば分かるのにねぇ…」

『ですがこれでドッキリエイプリルフールの仕掛けは成功ですわ。後は夜の暴露パーティーですわね。準備はお任せを、キラはアスランを連れてきて下さいませね?』

「うん。皆の前で嘘だとバラされたアスランがどんな顔をするか…楽しみだねぇ?」

『えぇ。さて…ではそろそろ』

「ん…、あ、待ってラクス!君さ…一体いつからトリィと通信繋いでたの?」

『………キラ様の素敵なお声が途切れるあたり、からですわvv』

「……〜ッ!!(つまりイクとこらへんじゃん!)」

『では、私はこれで…』

(プツンと通信は切れる)

「………ラクス、それ、出羽亀って言うんだよ…」



仮にも全プラントのアイドルが、出羽亀……



剥き出しの肩を力なく落としたキラは、深く溜息をついた。

その頃…



「キラが子供を…いや待て、普通に考えればありえない!いやだがしかしっ…ラクスならやりかねない…いやラクスならばこそやる!きっと俺が想像もつかない技術でもってキラの身体を改造…ああっ何て事だっ!という事はキラの身体はラクスに弄ばれたという訳かっ?…許せんっ!許せんぞ、ラクスッ!覚えていろ、ピンクの魔女め!…だがまぁ今はキラの子供だ。相手は俺だと言うし…まぁ俺以外いる筈もないがな…俺とキラの子供、かぁ…きっとキラに似て可愛い子に違いない。瞳は紫で髪は茶色、向日葵のような笑顔でパパ〜…って…ああッ!何て幸せな光景だろう!息子でもいいが、やはり娘だよなぁ。うんうん…名前は可憐な感じで…」



トイレの中で延々と妄想を繰り広げていたという。



アスランが事実を知らされ、淡い夢を壊されるのももうすぐの事…。



終(アーメン)。

written by SATOKA_sama

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UpData2005.05.06
by(C)RakkoSEED