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外反母趾とは?
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外反母趾とは、親指が変形し、小指の方へ曲がっている状態をいい、身体の中心線から見て、親指が外側に曲がっているために外反母趾と呼ばれています。

外反母趾の原因は?
「外反母趾はヒールのある先細の靴が原因で起こる」とよく言われますが、最近では子供や男性にも見られ、多くは足の横アーチを形成している中足関節の靭帯が緩んでしまうことが原因です。

先細靴が足の指を圧迫することよりも靴がぬげないようにと足指を上げるように縮めてしまう、足裏の刺激により足底筋が発達不足で身体のバランスを靴に頼ってしまう、このことが靴と外反母趾に大きく関係しています。靴は二次的な原因と考えられます。


外反母趾は慢性通や変形、老化の根本原因となり,頭痛、肩こり、腰痛、膝痛、むくみまで引き起こす!

@骨格の歪みを発生させる

足、膝、腰、くびのどこかに慢性的な痛みがある人、または目の疲れ、肩こり、頭痛、足のむくみで悩んでいる人には必ず、その足元に外反母趾があります。外反母趾があると足裏が不安定になり、その不安定を補うため上半身にも歪みが起きます。

積み木でいうと最初の1段目が狂うとその上部は反対側に傾き、またその上部も反対側に傾く原理を同じです。足の指に力が入らず、ますます不安定な歩き方になるので足だけでなく、身体のどこかに過剰な負担が加わり、その結果痛みが生じます。

A免疫機能を衰えさせる

外反母趾のため足裏が不安定になると免震機能を衰えさせるため、歩く度に「過剰な衝撃」と「必要以上のねじれ」という有害なストレスを上部に伝え、時間がたつにつれアンバランスの大きい部分から破壊され、慢性痛や変形、老化を発生させる。

B運動能力を衰えさせる

また足裏も不安定になり、歩行運動が衰え、重心がかかとに移動するため柔軟性や調整能力が低下し、敏捷性も鈍くなり、全身的な運動能力が低下する。

これらの3つのストレスはゆっくり進行し確実に蓄積されていきます。これからの人生を考えた場合、今からでも遅くはありません!「自分の身体は自分で治す」という前向きな姿勢で対処していくことが大変大事です。

外反母趾が男性より女性に多いのはなぜ?

男性も女性も同じ重力を受けているが女性の方が筋肉が弱くまた関節も浅く造られているため、重力に対して体を支えるのに必要な親指の力に頼るより、楽な足の指の付け根に重心を集中させてしまいます。そこで次第に親指の力が衰え、退化と共に外反してくるのです。


外反母趾の5つのパターン
あなたはどのタイプ?自分がどのタイプかを把握して自分で改善しましょう。

5つのパターン 症状 発生原因と障害
のメカニズム
障害例
靭帯性外反母趾

足先の横幅(横アーチ)を支えている横中足靭帯(中足関節)が伸びたり、緩んでしまい親指が小指側に曲がる。 足先が外側に流れる歩き方をするので必要以上のねじれが発生してしまう。
足裏への刺激不足が原因。重心のとり方が左右で違うため外反母趾は左右でも形が違ってくる。

ねじれの影響は筋力の弱い左足、左半身に多く発生する。
足の指、足背部、足関節の痛み すねのはりやしびれ、痛み
過労性骨膜炎や下腿の疲労骨折股関節の偏移による下肢の長短

骨盤のズレ顎関節症や咬合異常肩こり、目の疲れ
仮骨性外反母趾

指は曲がらないで親指の付け根の骨だけが異常に出っ張り、曲がったように見えるもの。 歩行時、指上げ歩きをして親指のつけ根にあたる母趾球部を強く打ちつけてしまうため、過剰な衝撃が繰り返され防御反応の一種として仮骨形成がおこり骨が出っ張ってきます。

衝撃の影響は筋力の強い右足、右半身に多く発生します。
足底部の痛み
変形性膝関節症
半月板損傷
腰椎へルニア
頚椎(くび)の痛みや変形
頭痛・肩こり・めまい
混合性外反母趾

靭帯性外反母趾と仮骨性外反母趾が合併したもの。

最初は靭帯性、または仮骨性のどちらかから始まり、加齢につれ両方の要素を現す。

原因のウエイトが靭帯性か仮骨性かを見極め、治療していくことが重要なポイントです。
右腰のヘルニア、分離症と同時に左腰は骨盤のズレ
右ひざの変形性膝関節症と下腿部外側の痛み
頸(くび)の変形に伴う自律神経失調症 
脳内出血・更年期障害
身に覚えのない圧迫骨折
婦人科系の疾患
ハンマートゥ性
外反母趾

足先が上を向きすぎたり、足指がハンマーのように縮んでいる

足指が長すぎたり、上を向きすぎたりして足指が縮こまっているなど外反母趾になりやすい遺伝的要素を持っている人に多い。

又、小さめの靴に圧迫されたり、甲の高い靴を脱げないようにと足指をハンマーの形でロックし歩く癖がついてしまった足で、地面からの衝撃を垂直に受けやすく、わずかな運動で痛みが起こる。
足、膝、頸等のスポーツ障害が発生
半月板損傷、十字靭帯断裂
調整能力や敏捷性の低下
子供の疲労感
病変性外反母趾
病的要素や事故、ケガが加わり著しい変形や脱臼を伴っているもの リウマチ、へバーデン結節や事故、ケガが加わり著しい変形や脱臼を伴っている。
手術しても再発するなど成功率が低いので注意が必要です。

早めにテーピングで形を整えておくと著しい変形を防ぐことができます。
親指もしくは足指全体の著しい変形、脱臼、また治りにくい膝や腰の痛み関節炎を起こしやすい体質

※へバーデン結節とは手指の先端におこる関節症の一種で、爪に近い関節が腫れたり、横幅が広く太くなったり指が横に曲がったりするもので中年以降の手仕事をする女性に多くみられます。


アイネットフットケアショップ 店主 岩本成子
〒188-0001 東京都西東京市谷戸町1-19-6
TEL:042-422-1739 FAX:042-422-1759
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